2011.10.02
楽器を演奏しているときの脳の働きについては、これまで、ほとんどわかっていなかったようですが、東北大学教授で医学博士の川島隆太先生が、ピアノを弾いているときの前頭前野の活動を、光トポグラフィーで調べられました。
まず、楽譜を見なくてもスラスラ弾くことができる得意な曲を演奏した時▶右脳の前頭前野が活発に働いていますが、左脳の前頭前野はあまり働かなかった。
次は、練習中の曲で楽譜を見ながらでないと弾けない曲を演奏した時▶右脳、左脳の両方で前頭前野が活発に働いた。
このことから、ピアノを弾くときには、音のリズムやメロディーをあつかう右脳の前頭前野が常にはたらき、むずかしいなと感じているときに働いている左脳の前頭前野は、上手に弾けるようになるにつれ働かなくなることが わかったそうです。
これは、ピアノを演奏することで、前頭前野が鍛えられる ♬ といえるそうです。
前頭前野は、「脳の中の脳」といわれるほど、大切な働きをしています。
《心は、前頭前野にある》とも言われています。
前頭前野の働きの一例
•人の気持ちを推測する力がある
•ものを覚えるという気持ち
•やる気が出る気持ち
•やってはいけないことをしない
•我慢する気持ち
•発明や発見をする力(ものづくり、芸術作品をつくりだす)
•集中する力
•二つ三つのことを同時にできるようにしてくれる
•集団でのコミュニケーション
わたしたちは、前頭前野を使い、いろいろなことを考えています。自分の考えを持てる人、自分の意見をきちんと発表できる人、人と違うアイデアがうかんでくる人達は 前頭前野をたくみに使っています。
NHK出版から発行された本にも、前頭前野には、記憶、感情、集団でのコミュニケーション、創造性、学習、そして感情や行動制御をも司る部分であり、さまざまな命令を身体全体に出す司令塔である!と書かれています。
《脳の中の脳》と言われてるのが、よくわかりますね。
また、施設理事長の講演
「前頭葉を鍛えて、軽度発達障害を克服!」
という記事が 新聞に載っていたそうです。
(前頭葉とは、前頭前野+運動野)
脳科学者 澤口さんの講演会では、ピアノを続けることによりHQが高まり、発達障害は改善できるとの内容に反響が大きかったようです。
ピアノが脳に良い♬というのは、よく知られるようになりましたが、きちんと根拠があり 脳科学で解明されたことは、「ピアノ講師にとては、嬉しいですね\(^o^)/」と、よく先生達との会話で脳科学の話が出てくるようになりました。