コンクール参加は、先生のためではなく、生徒さんのため!
2016.06.30
ピアノコンクール参加について、
最近思うことがあります。
コンクールの中には
指導者賞があるコンクールがあります。
つまり、
生徒さんが予選で何人
本選で何人
全国で何人
賞を取ると…
みたいな基準があり、
生徒さんが賞をとると先生も
指導者賞がいただけます。
このシステムは、
生徒さんだけでなく、
先生もがんばらないと
賞にはいたりませんから、
ある意味では良いシステムと言えるかも
しれません。
しかし、
最近、我が音楽教室に
変わってくる生徒さんのお話に、
前の先生は、
指導者賞がとりたいことが
言葉の端々に感じられ、
全員参加でした。
とおっしゃる方が、
複数いらして、
?を感じました。
指導者賞をとると、
雑誌に載り、指導者賞を受賞したことが、
生徒さん紹介ページでもわかるように
なっています。指導者賞がとれれば、
コンクールに出したい親御さんの
生徒募集にもつながるでしょう。
確かに、
先生としては、指導者賞はほしい。
たくさんの生徒さんに
参加してもらえば、
とれるかもしれません。
でも、それは、変じゃない?
生徒さんは1人1人
兄弟姉妹の数も、
家庭環境も
経済力も
音楽への理解も
才能も
練習量も異なります。
まあ、練習量は増えますが…
全員に受けていただけば、
指導者賞がとれるかもしれませんが、
私は、そういうことはしていません。
スケジュール的に、
コンクール参加は、
家族にも影響します。
家族の事情、
本人のやる気、
ご家族のやる気、
課題曲がその子に良いのがあるか、
どのコンクールに参加するのが
その子にとって良いのか、
考えたら、
一つのコンクールに
全員を参加させるというのは、
理解しがたいです。
確かに、ピアノコンクールは経験するには、
素晴らしい要素が
たくさんあり、
できるだけ参加させたいです。
しかし、
いろんなコンクールがありますから、
いろんなコンクールに出た方が良いし、
毎年同じコンクールに
全員出すって
先生自分のためじゃない?と
思ってしまいました。