2011.01.25
続きから~
演奏は第5位の25歳のフランス人フランソワデュポンからはじまりました。
2曲目はいきなり英雄ポロネーズです。
英雄のいさましさというより、やさしさが色濃く出た、実に繊細な演奏で、引き込まれました。
2番手は、第3位の19歳のロシア人ダニールトリフォノフ。
曲は、舟歌とタランテラです。若い方によくある浅い演奏かもと思って聴きましたが、
精神的にも良く深めてあり、音色がとてもきれいでした。
3番手は、私が、コンクールの最中から気になっていた
第2位の20歳ロシア・リトアニアのルーカスゲニューシャス。
4曲聴きましたが、エチュード木枯らしは最高!でした。
独特な間のとり方も個性をよく引き出していて、
大きな手が細やかに鍵盤をすべり、やわらかい音をだすので、感動しました。
4番手は、第2位のオーストリアのインゴルフヴンダー。
ワルシャワフィルとの共演による、
アンダンテスピナートと華麗なる大ポロネーズを美しい音色で奏でたあと、
モーツァルトのトルコ行進曲を、テクニックとユーモアあふれる編曲で、
会場を沸かせました。
クラシックの演奏会にも3枚目的な要素が必要だと思っていたので、
この選曲は、楽しかったです。
最後に第1位の25歳のロシア人ユリアンナアヴデーエワが
コンクール同様ドレスでなく、タキシードで登場しました。
曲は、コンテェルト1番。完璧な演奏。
オーケストラの様子を良くみていて、余裕のある立派な演奏で感動しっぱなしでした。
第2楽章の中にでてくる、神秘的なアルペジオの音色には、ぞくぞくしました。
アンコールでのエチュードの正確さにはまいりました。
テンポのとり方が、非常にここちよく、まっすぐのびた背中が、
タキシード姿をよりかっこよく見せていました。
さすがアルゲリッチ以来の女王です。
11月に名古屋でリサイタルがあるようです。もう一度聴きたいと思いました。