2017.05.02
実家の母と
豊田市美術館で開催中の
「東山魁夷〜唐招提寺御影堂障壁画展」へ。
6回目の渡航にして
ようやく来日が叶った鑑真和上。
しかし、度重なる航海失敗により
失明し盲目になった後の来日でした。
鑑真和上が開いた「唐招提寺」。
唐招提寺御影堂は
現在修復工事中のため、
東山魁夷氏の素晴らしい障壁画を
愛知で鑑賞する機会を得て
深く感動✨しました。
唐招提寺御影堂の障壁画を引き受けた
東山魁夷氏は、
鑑真和上に捧げる絵を描くために、
他の仕事を全て断り、
10年の歳月をかけて、
日本と中国各地を取材旅行し、
5つ部屋の障壁画に専念。
日本海や岐阜や長野の山々を取材旅行して、
①海を描いた 鮮やかなエメラルドグリーンが美しい「濤声(とうせい)」
②床の間には 霞たなびく山を描いた 「山雲(さんうん)」
③鑑真和上の逗子の正面には
水墨画による故郷揚州、
「揚州薫風(ようしゅうくんぷう)」
左右の部屋には、
④「桂林月宵(けいりんげっしょう)」
⑤「黄山暁雲(こうざんぎょううん)」
を完成させました。
スケッチ、下絵、
そして本物の障壁画を鑑賞し、
東山魁夷氏の
鑑真和上に対する想いが
ひしひし伝わりました。
素晴らしい障壁画でした。
「唐招提寺御影堂修復が終わった後に
障壁画が元の位置に戻り、
それが公開されたなら、
再度観たいね〜」と
母と話しながら
会場を後にしました。
(写真はパンフレットより)
6/11まで開催中。
皆さんぜひ‼︎
美術鑑賞後は、
我が家で久しぶりに手料理ランチを、
母に食べてもらいました。