2011.11.18
どんなに沢山練習しても、本番では多かれ少なかれ緊張はしてしまうと思います。
私もすぐ緊張してしまうので、緊張に勝つためにはどうしたらいいか、考えています。
先月は中学校の合唱コンクールがありました。
今年もPTA合唱の伴奏をさせて頂き、大盛況で終わる事ができました。
先生やお母さん方が一生懸命踊りを覚えて、本番では先生方が衣装も用意して、
あそこまで力を入れて下さった先生方をもった中学生達は、幸せだな~って思いました。
ただ、私はと言うと、朝から緊張で吐き気が止まらず、本番前までそんな状態でした。
でも、舞台に上がると、中学生達の盛り上がりに緊張もかき消され、楽しむ事が出来ました。
どうしたら緊張を少しでも無くせるか・・・。
まず、一番はやはり「練習量」ですよね。
生徒さんにも話しますが、1回練習して本番を迎えるのと、100回練習して本番を迎えるのとでは、100回の方が安心する。
それは当然ですよね。
その練習量が見えるように、楽譜の裏には練習した分のシールやスタンプを押してもらう様にしています。
本番前にはそれをみて「私はこれだけ練習したんだから大丈夫!」って、自信の手助けになります。
二番目は「想像力」
一つは、普段の練習から、ステージで弾いているイメージを持てたらいいですね。
これはなかなか難しいですが、弾く前に発表会の舞台など思い出して、雰囲気、明るさ、その中で見えるピアノの鍵盤、その他。
思い出せる事は細かく思い出して、いつもステージで弾いている気持ちが持てたら効果的です。
二つは、頭の中で曲が弾けるか。
目をつぶって鍵盤を映し出し、その鍵盤で曲が弾けるのと一緒に、自分の指も動かせるか。
これが出来ると、不安個所も直前まで練習ができていいですね。
今度は精神面での話になりますが、緊張をするのは「人に良く見られたい」という気持ちの表れなんだそうです。
良く見せたい、良く見られたいと思うと緊張してしまう。
だから本番前になると生徒さんには「上手に弾こうって思わなくていいんだよ。普段が上手に弾けてるんだから。いつも通りに弾けば十分上手なんだよ」って声をかけるようにしています。
自分がステージに上がる時も、自分にも言っています。
それと、深呼吸もいいのですが、生徒さんに「深呼吸して~」って言うとみんな「肺」が膨らみます。でも、「お腹」を膨らませるように深呼吸してみてください。
肺で深呼吸をすると、なんとなく重心が上ずってしまいます。でも、お腹を膨らませるようにすると、重心が下がって、気持ちも落ち着くように感じます。
私も弾いている最中、なんだか浮ついているな・・・と思うと、だいたいお腹がへっこんでいるので、そんな時はお腹を膨らませるようにしています。
だいぶ長くなってしまいました。でも、まだまだ要素が沢山ありますね。
緊張しても最後には「楽しかった!!」って言えるステージを、生徒さん達にも味わってもらいたいと思っています。
そして、最後になりましたが、体験に来て下さった皆さん,
ご入会して頂きましてありがとうございました。
これから一緒に、沢山楽しんでいきましょう。