2026.03.09
「わすれちゃった」
「そう、じゃあ、今日もう1回いっしょにやってみよう」
そんな会話から、レッスンが始まる生徒さんがいます。
初心者の生徒さんが、自分の力で楽譜を読み取って練習するのは難しい、と私は思っています。
毎回、新しい曲は、いっしょに読んで、ある程度弾ける状態で、持ち帰ってもらうようにしています。
その生徒さんは、新しい曲をお家で練習しようとピアノに向かったところ、先生といっしょに弾いてみたのに、どう弾くのかわからなくなってしまって、弾かないままレッスンに来てしまった、ということを、「わすれちゃった」と、私に伝えているのです。
実際、ほかの曲は練習できています。
彼女の強みは、弾けなかった理由が、忘れちゃったからとわかっていて、それを先生である私に言えることです。
忘れちゃったら、また教えてもらってやればいいんです。
私も、「わすれちゃった」と言ってもらえれば、そこからレッスンをすればいいので助かります。
最近のドラマで、「わからないことがわからないと、わからないことはわからないんです」というセリフがあり、気に入っています。
自分が何がわからないのかわからないと、先に進んでいけないのではないでしょうか。
時々、「わからない」「わすれちゃった」のようなことを口にするのは、よくないと思っているのかな?と感じる生徒さんがいます。
わからなかったり、忘れちゃったりしたら、調べたり、教えてもらったりすればいいのではないでしょうか。
大事なのは、ピアノに向かった時、楽しく練習できることだと思います。
その生徒さんは、最近、「この曲のここがわからなくなっちゃった」と、細かく伝えてくれるようになりました。
成長していますね。