2023.04.30
ゴールデンウィークです。
生徒さんたちに話を聞くと、お出かけの予定がある方が増えました。
私は、特に予定もなく、通常通りです。
8年くらい前かと思います。
脱力奏法に興味を持ち、2年ほどレッスンに通いました。
ショパンポジションと言われる中3本の指を黒鍵にのせ、自然に開く形で、ひたすら1本ずつ指を動かし、力の抜け具合を感覚としてつかむことを延々続けます。
足の位置や姿勢も変えずに、ただ指の力を抜くことに集中し、1時間以上。
レッスンが進むと、その指の動かし方を使って、スケールをこれもゆっくり1音1音ずつ確かめながら弾きます。
その後、ツェルニー30番を使って、実際の演奏に応用していきます。
正直、とても単調で、根気のいるレッスンでしたが、力を抜くコツのようなものは、少しわかってきました。
ただ、脱力奏法を身に付けたいという目的があったので、この地味な練習もできましたが、なかなか大変でした。
実は、脱力が上手くできると、指も早く動くようになるようです。
音も、よく響くようになるので、表情の幅が広がるように思います。
ただ、根気のいる練習なので、初心者の生徒さんには難しいと思います。
私が、レッスンを受講していた時、先生から、第1関節が大事とアドバイスを頂きました。
それは、初心者の生徒さんにも注意できることなので、アドバイスしています。
最近は、レッスン曲の中では、注意することが多いと、なかなか難しいので、最初に指を鍵盤において、ゆっくり1音ずつ弾くトレーニングをしてからレッスンに入るようにしています。
この成果が出てくるのには、時間がかかると思いますが、何事も続けることが大切だと思います。