2018.02.21
●指使いについて
指使いは無駄のない演奏をするために、とても重要なことの1つです。ただ、楽譜に書かれている事だけが正しいのではありません。現に出版社によってもそれは異なるものもあります。フレーズのどの範囲を一度に見るかでも変わったりします。お子さんの手の大きさで変わる時もあります。少し付け足した方が無駄のない演奏を
しやすくなる時もあります。例えば、
ド・ミ・ソを右手で弾くときに、
ド~ソまでのフレーズの時は
1・3・5の指使いですし、それが
ド~ラまでのフレーズの時は
1・
2・
4、
ド~オクターブ上のドのフレーズ時は
1・
2・
3と、同じド・ミ・ソの音ですが、その指使いは変化します。レッスンの時はその変化する理由も伝えます。
これは自分が幼少期に理由を告げられずに「この時はこれ!」と指導され、納得するのに時間がかかった経験があるためです。何事にも理由があるのですから、
きちんと伝えていきたいと思っています。