2021.06.27
プラザノース教室のピアノグループレッスンを行いました。
発表会を控えているため、時期としては少し早いかなと思いますが、お友達の前で演奏する機会を作りました。
人の前で演奏することほど成長する機会はないんだなぁと思う生徒さんもたくさんいました。
緊張という気持ちが芽生える前から、舞台に立ち、いつもお友達の中でピアノを弾いているプレッシャーは、個人レッスンにはない逞しさと成長があります。
曲が仕上がっていても、仕上がっていなくても、ピアノの前に座り、演奏する生徒さん達は本当にすごいなぁと思いました。
中でも、いつも上手にピアノを弾いているのに、演奏途中で突然止まってしまった生徒さんがいました。
”あっ”
と聞いているみんながそう思ったと思います。
止まった場所からすぐに演奏を再開すればよいのですが、それも行わず、
ただ、止まっている、静かな時間。。
そして、ポタっと大きな涙が一粒落ちました。
お母様が
「弾けるところから弾き始めればいいんだよ。それとも終わりにする?」
とおっしゃいました。
でも、私は、がんばってこの状況を乗り越えて欲しい!と何も言わずただ、心の中で、弾き始める事ができるのを願っていました。
誰も何も言わない時間が続いたあと。
自分で気持ちを切り替える事が出来て、涙をぬぐって、弾き始める事が出来ました。
ちょっと感動してウルっとしてしまいました。
この経験は、ものすごく成長できた経験であり、しかも前に進もうと自分で切り開いた気持ちの成長は大きいと思います。
そして、同じように音を一つも鳴らさないで、一緒に見守ったお友達やお母様方の優しい心遣いにも感動してしまいました。
こうゆう経験が、積み重なるからこそ、プラザノース教室ののピアノグループの生徒さん達はピアノも上手で、ピアノ以外の活動もとても優秀なんだなあと思いました。
手を差し伸べる事や、口を出すことは簡単です。でも子供の成長を考えるのであれば、少し待って、がんばれ!がんばれ!と心で願い応援すことも大事なんだと思いました。