2020.01.29
開催致しましたリトルキッズコンサート。
午後の部はピアノ演奏でした。
ステージ発表までの道のり、舞台裏ではさまざまな感動物語がありました。
♪本番中に止まってしまった幼稚園生のお友達。
少し頑張ってピアノに向かうもののどうしてもわからなくなり、もう弾きたくない!と。。
まさかのシチュエーションに隣に座っていたママも驚きを隠せず、演奏途中のまま舞台袖に退散。
お花を持っきてくださっていたご家族にも「こんな演奏ではお花は頂けない」とお母様はステージ上でお断りし、舞台袖に。。。
舞台袖で、少し時間を置いて、もう一度舞台に立って頑張ってみよう。次は、楽譜も持って、ママにもお手伝いしてもらいながら、、、と。最初はもう絶対にステージには上がらない!もう弾かない!と言っていたお友達。
何とか気持ちを持ち上げて、再度ステージへ立ち、再チャレンジでのステージでは結局ママのお手伝いも借りず自分で演奏することもでき、お花も頂くことができました。
♪次が自分の番だというところで、当然泣き出した幼稚園生。
いつもレッスンでは、元気に走り回って、ピアノも自信満々に弾いていただけに、突然の出来事にママと一緒にびっくり!
「こわい。上手に演奏できるかどうか心配。」
と言って涙がとならなくなり、ママと一緒に舞台に上がることで安心して演奏できました。
♪全く演奏できないけれど、出演したい!と本人の希望を叶えてあげたい!というママ。
かなりの気分屋さんなので、当日も会場まで辿り着けるかどうか。。。という状況。
「発表会で、こんな本人中心のわがままな希望ですが、あたたかく見守って欲しい」というママの希望も考えて、今できる中で本人が満足できる曲を選び、ステージに立ちました。
ピアノの発表会は、上手にピアノを演奏するだけの目的ではないのかもしれないと思いました。
♪家での練習を全くしないので、ピアノはもう辞めます。という事をお聞きしていたお友達。残念だなあと思っていましたが、選曲が気持ちとばっちり合ったようで、突然ピアノが楽しい!と弾きだし始め、やっぱりピアノは辞めないそうです。と発表会に向けての道のりの中で心の変化がコロコロと。。
本番も堂々と演奏できていて驚きました。
♪今回はちょっぴり難しい曲に挑戦し、練習をたくさん積み重ねてきたお友達。
譜読みも大変でリズムも難しく、演奏方法も、曲の捉え方、音の出し方も今までと全く違う中で、本当にまじめに取り組み、着実に仕上がってきている中で、本番1週間前の突然のインフルエンザ発症。
”うわあ。こんな試練があるのかな”と私も今回ばかりは、色々無理をさせてしまっていたのではないかなと選曲ミスではなかったのかなと思いました。
とにかく、体力の回復を待ち、色んな可能性を考えて、修復できる方法を考えて、臨んだ本番前日のレッスン。
私の想像をはるかに超えるほとんど崩れることなく演奏できていて、安心しました。本番の演奏を舞台袖で聴きながら、本人とご家族の努力に感動しました。
リトルキッズコンサートのピアノ発表に向けて、一人一人のお友達と向き合っていると、舞台の上で、ピアノを演奏することが最終目標であっても目標に向けて進む道のりは一人一人違っていて、険しい道のりであればあるほど、得るものも感動も達成感も大きく、また一つ大きく成長できたように思います。
ピアノグループ教室のお友達は、本人の努力はもちろん、ご家族のサポート、そして一緒に学んできた友達が側でしっかりと心を支えてくれているように思います。
高学年になると舞台袖にもママはいません。お友達同士で「ドキドキするね」「次、私の番だ!どうしよう?」なんてお話していたり、心細いようで、司会進行をしている私の側にぴったりくっついている様子は、本当に可愛らしく、たくさん応援したり、励ましたりしながら舞台の上では一人一人輝いていました(*^-^*)