2019.03.24
梅津時比古先生の音楽講座「音楽の聴き方」を受講しました。
結論から言うと「音楽を自分の耳で聴いているが実は自分の耳で聴いていない」という興味深いお話から講座が始まりました。
左耳は、生まれた国に流れる音楽
右耳は、人生今までのか経験から作られた耳
だそうです。
講座では、「菩提樹」と「風見鶏」の2曲を取り上げてお話してくださいました。
「菩提樹」では、歌詞の冒頭「泉のほとり 町の門の前 一本の菩提樹が立っている」を取り上げ、この言葉から想像する絵を描いてみました。
曲が作られたドイツでは常識的な情景が知らないと全く違う絵になり、解釈も違ってくること。
「風見鶏」では、キリスト教のペテロの話からこの曲は反ペテロである事。理解するための知識としてバッハのマタイ受難曲、受難曲の中からバッハがどうゆう状況であったのかなど興味深いお話を聞かせてくださいました。
そして、音楽を聴くことは、自分の耳で聴いているのではなく、文化を知る事で耳を作っているのだとお話してくださいました。
クラシックの音楽の奥深さ、面白さ、そして何百年も聴き継がれてきた理由を改めて知る機会となりました。