2015.10.04
すっか秋らしくなってまいりました。
んんんん~~~~~!涼しいって、最高です~~~!(泣)
先日調律をしたせいもありますが、秋の空気の応援を受けて、ピアノの調子は最高でございます~。
真冬に入ると手が固くなってしまい私の調子がやや落ちるので、ここ1か月くらいが演奏にはうってつけの時期になります。楽しみです。
さて、先日小学生の男の子の生徒さんが自宅に15メートルの水槽があるとお話ししてくれました(それはいったいどういうことだい!?)。
実は、彼は教室の庭にいる青虫を持ち帰ったこともあるほどの昆虫好きです。
対する私は全く虫には関心がなく(ごめんよ)、今までもレッスン中に繰り広げられる彼の昆虫に関するミニ講義を、なるへそ~と聞くのが関の山でした。
でもでも、そんな私でも好きな虫がいるのですよ~(^^♪
それはこの季節、その鳴き声の全盛期を迎える鈴虫とかコオロギたち。
でも、職業柄惹かれるのはその美しい癒される鳴き声オンリーで、決してビジュアルではないんですが・・・(笑)。
夕方からのレッスン中も、教室の外からその和やかも美しい鳴き声はピアノの音の合間を縫って耳に届いています。はぁ・・・いいですね~。
その虫の音を耳にした虫好きの生徒さん。
「コロコロこおろぎの鳴き声がするねぇ」
と、早速の博識ぶりを発揮。
これには秋の虫好きの私も食いつきます!
すると彼は自宅でたくさんのコオロギを飼っているとのこと。
どうやって繁殖するのか、それはそれは流ちょうな話しっぷり。
思わず私もコオロギの魅惑の世界に引き込まれ・・・。
「どこにそれだけの数のコオロギを飼っているの?庭??」
「地下室だよ。」
「そうか、お家でお仕事しているから地下室があるんだね。そこに水槽置いているの??」
「うん。15メートルの水槽があるんだよ」
「!!??・・・まっ・・・まさか!?」
「いや、本当だよ」
「だって15メートルっていやぁ、25メートルプールの半分以上の大きさじゃ・・・?」
「そうだよ」
あんまり自信満々に言う彼に、私はすっかり信じ込んでしまいました。
そうだ。あれだけ昆虫好きなんだもの、ご自宅もその環境にふさわしいのかも・・・世の中、自分の知らない世界もまだまだあるんだよなぁ・・・。
妙な感慨にふけりつつ、レッスン終了。
ちょうどお迎えにお顔を出された生徒さんのお父さんに
「コオロギの話を聞きました。すごいですね~、15メートルの水槽があるなんて!」
「は??!!」
てなことで、私、一杯食わされました・・・とほほ。
ご自宅にあるのはごく普通の昆虫用の水槽だそうで・・・(泣)。
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今が秋の盛り。
庭の柿も色づき始めて、柿を取りたい私の父が待ちきれなくてレッスン中に柿の木に登り始めました(笑)。
ちょうどレッスン中だった別の男の子の生徒さんがおこぼれに預かって、大きめの平柿をお土産に持って帰りました。
私もおすそ分けをもらうことができ、キッチンにかごに入れておいてあります。
柿は大好きです。食べるのがとっても楽しみです!!
(後日談。前述の男の子の生徒さん、しばらくして「うちのこおろぎは日本語を話すよ~とお話ししてくれました。さすがの私も「もうだまされないわい」と反撃いたしました・・・笑)