2025.01.03
昨年になりますが、長年お付き合いさせていただいている音楽学など多岐にわたる学問に造詣の深い大嶋かず路さんが解説されている楽譜の新刊が発売されましたので、ご紹介させていただきます。
ショパンの音楽の魅力、
特に繊細で小粒な音が連なるノクターンの良さを言葉で伝えるということは
かなり難しいお仕事だったのではなかったかと想像します。
大嶋さんの情緒あふれる文体に誘われるまま読み進めていくうちに
ショパンがどのような成り行きでノクターンという楽曲形式に傾倒していったのか、私のような者ででもわかりやすく紹介されております。
触れられる機会の少ないノクターン形式の先駆者であるジョン・フィールドの生涯にも触れられており、よりノクターンへの理解が深まるのではないでしょうか。
別章の楽曲解説も丁寧にされていらっしゃいますので、
ピアノ学習者にとっても使い勝手のいい楽譜としてこの音楽之友社New editionも認知されるのではないかと思います。
このショパンのNew Editionシリーズもはや5冊目でしたでしょうか。
(ワルツ、ポロネーズ、バラード、スケルツォ、ノクターン)
ショパンがご専門とはいえ、
発刊のたびに膨大な勉強量が必要なのではないかと思いますが、
今後もエチュード、マズルカと刊行されることを期待しております。
エチュードはともかく、曲数の多いマズルカは地獄のような仕事になるんでしょうか・・・?
個人的にはマズルカにはコレ!というEditionがないので、ぜひ頑張ってほしいです~(すみません)。