2024.01.07
私のお正月といえば、いつもほとんど在宅。
年末は餅だなんだと台所に立つ時間が2桁になったりするために、年始はクマの冬眠状態です。
(今年は立ちっぱなしで膝やられました…泣)
そんな私の楽しみは三が日の百人一首。
今年は家族は勤務に出ているので、帰省した妹と二戦ばかり楽しみました。
いつも思うんだけど、読み札も取り札も何枚か足りなくなるのは何故なんだい?
今年はNHK大河ドラマの番宣でやたら短歌押し番組が目につきます。
そんな番組を観ていると
「私も短歌か俳句を習ってみたい〜」
と雅さに酔いつつ夢のようなことをのたまっていたお正月です。
百人一首といえば、通っていた高校では全て記憶することが必須でした。
冬休み明けに1問1点でテストが実施され、80点以下は古典の単位が出ないというもの。
当時は毎日10首ずつ暗記を実行。
今じゃとてもアタマに入らんわ。
高校生の私は音大受験の準備してもまあ忙しかったので、追試なんて面倒なことは避ける主義。
「厄介だから100点取って終わりにしよう」ということに。
(↑80点取れれば良いのに当時から極端…)
そしていざテストが返されると98点。
いまだに悔しさが残る…ブブブ。
そんな猛勉強?の甲斐があって、流石に今ではすっかりうろ覚え状態とはいえ、百人一首を読み上げるたびあれは通学していた高校に身につけてもらえて良かった教養だなあ〜とつくづく思います。
元々漢詩や和歌の待つ音の美しさとリズムがとても好きでした。
言葉を具体的に音に変化させるたびに生まれるイメージや情感を得る瞬間に、心が踊ったり穏やかになったり様々な心地になります。
「楽譜から音を読み取って音に具体化し、感情を引き出す」ピアノ演奏と同様の楽しみがそこには存在しているのではないかと思います。
教室でも親睦と楽典学習を兼ねてたまに「音楽カルタ」を使うことがありますり
しかしあまりにも生徒さんが目を輝かせノリノリでカルタに挑んでいる姿を見て、
最近は「いろはカルタ」も仲間いり。
その上、このお正月は「都道府県カルタ」を導入。もう何だかなんの教室なんだか?
でもまあカルタには
•人の話を聞き逃さない
•集中力を高める
•反射神経を使う
•周りの雰囲気を読む
などなどピアノ演奏に良い影響ばかり。
なので、これからも活用していきたいと思います。
〈蛇足ネタ〉
お正月は他にも、定番人生ゲームもプレイ。しかしゲーム上で娘が独身の妹より先にヨメにいったり株が大暴落したりと何だかリアリティに溺れる現象が起きたのと、子供達が成長してプレイヤーが集まらなくなったので、今は中断。
今年はお正月早々に大きな出来事が続きました。
耳がちぎれんばかりの寒風にさらされながらも、春を思わせる透明な明るさを感じることが多いいつもの三が日。
新年早々の大きな出来事とどこかどんよりとした三が日の天気に、気を引き締めなければと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。