2017.02.22
異変は先月1月下旬からでした。
当教室のピアノの特定の音が曇る。
木が擦れるような雑音が出る鍵盤がある。
ダンパーペダルの軋み音が激しい。
空気が乾燥したり、逆に湿っていたりするとたまにこういった不調が起こることがあるけれど、たいていは様子を見ているうちに何となく元に近い状態に戻るので、今回も消極的な様子見を決め込みました。
そうこうしているうちに、最近になって生徒さんからのクレームが続出。
「この音、へーーーーーん!!」とか
「うわっ、ここザリザリする変な手触り~~~~」とか
「このペダル、マジうるさいよ~~」とか・・・(^^;
・・・うううううううううう~~~~~~~んん・・・
わかっちゃいるんだけど、もう少し様子をみようよぉ~~。
ここまで言い逃れる訳。
それは先月スマホを機種変したのだけど、それが今までよりストレージが大きいんです!!(なんだそれ)
元々、多少の(貧弱な)音楽データは入っていたけれど、がら空きの新機種のストレージを見ているとメラメラと
「これは、レッスンに使える楽曲を、めっちゃ入れるしかないでしょう!!!」
思い立ったらすぐやるワタシ(うそ)。
ちょうど久しぶりにショパンにハマりだしていたので、彼の作品を網羅したCDを中古で買いそろえた。
(なんか結局ポリーニばかりになってしまったよ・・・)
しかしまだストレージは余裕しゃくしゃく。
元々ベートーベンソナタ全集は入っているので
「モーツァルトソナタ全集だな・・・」
で、また中古CDを買う。
で、金欠(笑)。
しかも、今月はシューベルトの楽譜を私のつまらないこだわりのせいで、複数冊買ってしまっていた。
国内版じゃダメだった~~~と後悔し、結局外国版にたどり着いて解決したけれど、だったら初めから外版買えっての。これも少しのケチり精神が災いしたよう。
で、さらに金欠(笑うしかない・・・)
そこで降ってわいた、ピアノの不調。
もう少し、なんて甘ったるいことをいっていたけれどとうとう私も演奏していて不快なことが増えてきてしまい・・・呼びました、調律師さん。
部品の交換だったらおいくら万円かしらぁああ~~??なんてビビっていたのですが、今回は調整で済みました。
調律師さん、ご尽力本当に感謝いたします・・・(´;ω;`)ウッ…
不調の原因は季節の気温差と・・・おそらく秋のコンサートの追い込みでかなりピアノを使ったからかな?ということ。
後は長年の弾き込みによる劣化、老化みたいなもの(うーーーん)。
今回はみたいな不調は購入以来30年、初めてです。
いつも年1回の調律&調整で済んでいるのですが、今回はなんと全体的に音も下がっていた様子。
(どうりでやる気が出ないわけだ・・・なんちゃって)
今回は調整で済んだけど、今後はどうなるんだろう?
調律師さんにお尋ねしたところ、
調整→部品を生かした修理→買い替え
となるようです。
買い替えなんて私の人生では考えていませんでしたし、どんな優良物件があったとしても、父が粉骨砕身して働いて買ってくれたこのピアノの代わりになれるとは思えません。
「あと何年もちますか?私より先にいっちゃいますかね??そうか!私が早く死ねばいいのか!!」
極端なことを言い出す私に調律師さんはアワアワしてました・・・当たりまえか。
「しっかりとした造り」と調律のたびに褒められる愛器。
さすがに露出部分の塗装のはげや傷は目立つようになりましたが、内臓がやられるなんて思いませんでした。
共に人生を歩いた30年。
これからより一層ピアノを大事にしなければいけないと思いました。
・・・で結局スマホにはバッハのあらかたのピアノ曲とグリーグの抒情小曲集とか、ラフマニノフのプレリュードとかも入れました(これらは手持ち)。
これでいつでも参考曲をレッスン時に持ち出せますっ!!嬉しい(^^♪