2011.07.15
月の1日と15日は、いつも市の広報誌が配布されてきます。その時近くのホールのイベント情報も知ることができるのですが、今回、偶然にも、子供の頃お世話になった音楽教室の発表会があることを知りました。
と、言っても最初から判っていたわけではありません。たまたま会の名前が、子供の時お世話になった会と同じだったこと、連絡先の主催者の方が、私が習っていた先生の妹さんと同じ名字だったこと、それだけで、居てもたってもいられず、お電話してしまいました。
やはり、間違いなく私がお世話になった会でした。電話に出られた方は、私がお世話になった先生の妹さんのご主人様でした。
小学4年から中学3年までお世話になり、今でも、その時のレッスンの様子や発表会のことなど、ことある事に思い出しては、懐かしんでいました。
先生は、私が音大に進んだことを、本当に喜んで下さっていたのですが、そのままお目にかかることもなく打ちすぎ、先生もお引っ越しされたようで、音信は全く途絶えてしまいました。
最後にお会いしたのは、なんと、先生のご主人様の告別式の時で、お話も出来ずにそのままお別れしてしまい、
「今ある自分は、先生のお陰です」
と、一言、ずっと心に残したまま今日に至ります。
でも、勇気を出してお電話してみて、本当に良かった。発表会でお会いできるかどうか判りませんが、今もお変わりなくお元気でいらっしゃることを聞き、再会できることも夢ではありません。
40年以上も前のことが、まるで昨日のことのように思い出されます。
あの頃発表会で弾いた曲、今は生徒達に教えている自分がいます。
ピアノを弾くのが大好きだった自分を思い出して、また新たな気持ちでピアノに向かえそうな気がします。