2010.07.06
親の介護で、思うようなレッスンがままならないジレンマから、長く生徒募集を怠っていましたが、ようやく本腰を入れて周囲を見回すと・・・。
若い先生はさすが、ホームページとやらで、生徒募集をなさっている方が多いようです。
で、今月から1人、小学5年生の女の子が、入室しました。ピアノ歴もあり、引っ越しの度、先生が変わる、というなかでコツコツ続けてこられたようです。
私も父親の仕事の関係で、小学校を4つも変わっています。ピアノの先生に至っては、何人変わったことやら・・・。その度、使うテキストが変わったり、同じテキストを使って下さっても、もう終わっているところを、ずっと元に戻されてしまったり、苦い経験を積み重ねてきました。
そんなわけで、ピアノ歴が長かったわりには、中学生になっても、発表会ではショパンのワルツを弾いたりできるのに、まだバイエルが終わらない、という悲しい現実がありました。
そんな体験を踏まえて、ピアノ歴のあるお子さんのレッスンにはとても気を使っています。
まずは、過去は振り返らない、現状はともあれ前へ進むこと。
次に、今まで学んできたなかで、何が不足しているか、それをどう補っていくか、を熟慮して生徒と向き合うこと。
なにより、家庭での練習が習慣として身に付いていれば、それだけでも充分なことです。
これからまた少しずつ生徒が増えて、私自身にも活気が甦る、そんな日が待ち遠しい今日この頃です。