2019.06.26
記録を見ると、双子ちゃんは、年中さんになったばかりの頃にやってきました。鉛筆を持つのも、私との会話も覚束ない二人だったけれど、一人ずつ、お母様が傍に居なくてもしっかり30分のレッスンに集中できたことは、今思い返せば本当に素晴らしいことでした。
1年後には発表会にも出演し、今年も4月に2度めの発表会を体験したばかり。
来年はどんな曲が弾けるようになっているだろう、と密かに期待をしていたのですが。
6月最後のレッスンの日
「やっぱりいろいろ考えたのですが、止めることにします」と…。
できればいろいろ考えず、しばらく放っておいてくれて良かったのですが、今まで2年間親子で頑張ってきたお母様にしてみると、練習もしないままレッスンに通うなんてあり得ない選択だったのでしょう。
思えば、お休みの日はお父様が送り迎えし、平日はお母様が慣れない車を運転して、一人レッスン中、もう一人は車で待機、そんな一生懸命なご家族だからこそ、の選択なのでしょう。
ついつい、こちらは気楽に「ここよく練習してきてね」なんて言ってしまうけれど、これって生徒には負担になる一言なのかもしれない。変わりに「また来週一緒にここ練習しようね」って言ってあげたらいいのかな。
子供にピアノを教えることを仕事として選びすでに45年以上が経っていますが、まだまだ生徒やそのご家族から気付かされることがたくさんあります。
老いてはいられないのだ‼️