2016.06.23
こんにちは。
磐田市のピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
7月23日の発表会まで、あと一ヶ月となりました。
譜読みを終え、そろそろ暗譜も視野に入れながら
内容深くレッスンしていきたいと思っているところですが。
今日は最近レッスンしていて気になることを書いてみたいと思います。
低学年の生徒に多く見られる現象なのですが
首をかしげて弾く子がよくいます。
特に高音域(右側)の音を弾く時、ほとんどの子が
左側に首を倒し弾いています。
これはいったいどういう事なのか、考えてみました。
本来、例えば右の高い音を弾く時は、手と一緒に体をなるべく右側に持っていく方が
効率よく音を出せるのですが、それには体で上手くバランスを取らないと
右側に倒れてしまいます。
どうやら子供たちは体でバランスが取りづらいので、
手っ取り早く首を反対の左に傾ける事によって、
倒れないためのバランスを取っているのではないでしょうか?
腕の重みを指先、鍵盤に伝えるには、体も腕と一緒についていかなくてはいけません。
そのためには、腰から腹筋や背筋を使って、腕の動く方向に移動させなくてはいけません。
最近のお子さんは筋力が低下しているという話をよく聞きます。
スポーツ選手のように筋肉モリモリになる必要はないですが
広い音域を弾く時、ボリュームのある音を出す時、音量をコントロールする時、
体幹の筋力というものが、とても重要になってきます。
そこでピアノの前に座って、こんなトレーニングをやってもらいました。
まず胸の前で左右の手を合わせ、その手を絶えず床に対して垂直に立て
ぐーーっと右に持っていきながら、腰から体も右に動かします。
この時、体や手が斜めにならないようにしましょう。
次は同じことを左側も繰り返します。
ちょっとインド人ぽいですが、ちえこ式です(^^♪。
やってみてください。
どこの筋肉を使うかわかると思います。