2016.06.11
こんにちは。
磐田市のピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
今日の午前中のKちゃん(小1)のレッスン。
発表会で弾くショスタコーヴィチ作曲の
「おどけたワルツ」をおけいこ中。
小鳥たちが木の枝の上でさえずりながら
ワルツを踊っているような、とても可愛らしい曲です。
レッスンに入る前、お母さまが、少し困ったお顔で
『ここから先の譜読みがなかなか進まず、練習したがらないんです』
と、2ページ目の2段目以降を指すのです。
この曲は全体的にかなり高音域で書かれていますが、
右ページの2段目以降を見ると、さらに高い音域になっています。
5線の中では音符が高すぎて書ききれず、
加線が4本もある音符も所々出てきます。
指導者でも思わず指でたどって数えたくなるくらいです。
普通、こういう高音は読みやすいように加線を使わず
オクターブ記号(実際弾く音よりオクターブ上や下を弾く記号)を使って
書かれるのですが、、。あえて加線の音符を読む練習なのでしょうか?
これでは譜読みが嫌になるのも無理ないかもしれません。
でも2、3段目をよく見ると、ポジション移動はほとんどありません。
5本の指を一か所に置いておけば弾けます。
そこで、『今から先生がここ弾いてみるから、よーく手を見ててね』
と言って弾いて見せました。
先生 『手はあっちこっち とんでた?』
Kちゃん 『う~うん、とんでない』
先生 『むずかしそうに見える?』
Kちゃん 『う~うん、見えない』
先生 『弾けそうな気がする?』
Kちゃん 『うん、する!』
ものの5分で自信顔に変わりました!
一つの不安を取り除いてあげると、
ハードルがグッと下がり、気持ちが楽になります。
Kちゃん、きっと発表会で素敵な演奏をしてくれると思います!