2016.03.30
こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
今日は本当に気持ちのいい一日でした。
春本番も間近ですね。
レッスンをしていてよく感じることですが
それほど難しいパッセージではないのに
凄く弾きにくそうに(難しそうに)弾いている手の動きを目にします。
滑らかな動きではなく、何か忙しそう。
動きをよ~く観察してみると、指が鍵盤の奥に入ったり手前に来たり
とにかく前後に忙しそうに動いています。
ピアノは白鍵は手前で弾けますが、黒鍵は白鍵より短く奥で弾かなくてはいけません。
これが原因なんですね!
黒鍵は奥、白鍵は手前で弾かなくてはいけないという固定観念が
初級者だけでなく、中上級者にもあるようです。
そうすると、黒鍵、白鍵、黒鍵と弾く時は、
鍵盤の奥、手前、奥とジグザグに弾こうとします。
でも白鍵も奥で弾けるんです!そのことに気づいてないんですね。
黒鍵は障害物になってしまうようです。
それを避けようと手前に指を持ってきてしまい、また黒鍵を弾く時奥に入れる。
これを繰り返していると無駄な動きが多すぎてテンポも上がりません。
親指、小指が黒鍵を弾けば、他の指も自然に奥に入るわけです。
だから白鍵もそのまま奥で弾けばいいんです。
写真はド♯、ミ、ラ という和音を弾いています。
左の手はミ、ラの白鍵を手前で弾こうとして手首がねじれて弾きにくそうですね。
ミもラも奥で弾けば楽に弾けます。
ピアニストの指、手の動きをよく見てみてください。
無駄な動きが少しもありません。意図も簡単に弾いています。
省エネで弾くこと、大事です!。