2016.02.03
こんにちは。
磐田市の、ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
今日は春の訪れを感じさせるような、穏やかな一日でしたね。
前回に引き続き、今日もレッスントップバッターの
生徒さんのお話をしてみようと思います。
入会されて3か月になる60代半ばの男性です。
お嬢さん家族が住んでいらっしゃる磐田に昨年引っ越されて来ました。
55才の時に初めてピアノを習い始めたものの5年間ブランクがあったそうです。
前のお教室でやっていたハノンとツェルニー100番。
暫く私の教室でも続けていましたが、譜読みに時間がかかり、
習得したいテクニックまで行きつかないので、ツェルニー100番は、
1曲が1、2段と短い「バーナムピアノテクニック1」に替え、
ハノンの4オクターヴスケールは指使いが途中でずれてしまうので、同じ指使いでグループ分けされている根津先生の「こどものスケール・アルペジオ」に替えてみました。
早めに替えて大正解!バーナムは集中して色んなパッセージや手首の使い方などが
学べるので、練習が面白くなってきたようです。
スケールの指使いも少しずつ安定し、親指くぐりも大分滑らかになってきました。
ショパンがお気に入りとの事で、ノクターン遺作もやっています。
手首の使い方も優雅になり、いい音がでるようになってきました。
でも最近、自分の音は汚い!先生の音と違う!音色を変えるには何をどう変えればいいのでしょうか?など、音に対する欲求や質問も多くなってきました。
自分の音を客観的に聴けるようになってきた証拠ですね。凄い事です!
今までは譜読みに必死で、じっくり自分の音を聴いた事などなかったらしいです。
確実に音、良くなってきてます!お世辞ではなく。
先々週でしたか、雪が舞い散る寒い日、レッスン中にその方の携帯にお嬢さんから
『雪が降ってきたから、気をつけて帰ってくるように』というお電話が入りました。
う~ん、家族愛感じますね~。
『お嬢さん、お優しい方ですね』 と私が言うと
少し照れながら 『いえ、娘は今妊娠6か月で、孫の保育園の送り迎えは私に任されているんで私に何かあると困っちゃうんですよ』と。
頼りにされている喜びと使命感に満ちたいい表情でした。