ピアーチェノ 山本ちえこピアノ教室：磐田市

こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。

今年のクリスマス発表会も
福田のドルチェ倉庫にて
１２月１６日（土）に開催予定です。

クリスマス会の曲は生徒さん希望の曲を優先に
今月初めから決めているところです。

クラシックの名曲を好んで弾いている男子君、
「エリーゼのために」が１ページ目だけに
カットされている自分のテキストを見て、
『この先も弾きたい！でも僕には無理！』と
ちょっと悲しい表情。

エリーゼのためにはABCの３つの部分の
ロンド形式で構成されている曲で
Aの部分はそこそこ簡単だけど
BCは早いパッセージや複雑な和音もあり
難しいと思われている曲でもあります。

以下は男子君と私の会話です。

Ｗ：Y君大丈夫、弾けるよ！ひけるひける！
Ｙ：ムリムリ！絶対ムリッ！！

Ｗ：じゃあ、ここ弾いてみて。
　　５の指を軸に、こんな風に手首を振って
Ｙ：あっ、できる！

Ｗ：じゃあ次はここ、ミソドシラソファミ
　そんなに指をカリカリ動かさなくても大丈夫！
　　こんな感じで手首を柔らかく動かして
Ｙ：あっ、弾けた！

Ｗ：今度はここ、ラドミラドミレドシ
　　これをオクターブ上げながら３回繰り返す
　　その後は今練習してる半音階で下がるだけ
Ｙ：わっ、ひけるひける！かんた～ん、超簡単！

「絶対ムリ！」が「超簡単」に変わるまで
この間わずか３分。
これは魔法ではなく
無駄な動きを極力抑え、脱力し
正しい指使いと的確な手首の使い方で
難しいと思われる箇所も
意外と簡単に弾けるようになります。
ただし、美しく弾くのは
簡単なことではないですけどね。
日頃の基礎練と自分の音を聴ける
良い耳も必要です。

ひける！と自信を持ってくれたこと、
凄く嬉しいし、大切なことです。

楽譜はドイツのヘンレ版（原典版）を使用。
ちょっとカッコいい？テンション上がりますね。
音も日本版と若干違います。

次回のレッスンが楽しみです。