ピアーチェノ 山本ちえこピアノ教室：磐田市

東海地方の梅雨入りも間近。
熱中症にも気をつけなくてはいけない
時期となりましたね。

さて前回、スケールとアルペジオを美しく弾くには
親指くぐりがカギを握るというお話をしましたが
もう一つ、スケールの仲間でもある
半音階（クロマティック・スケール）も
美しく弾けるテクニックが備わったら
正に鬼に金棒ですね。

半音階とは、隣の音同士が半音となる音階。
ドド♯レレ♯ミファ～（白黒白黒白白～）と
一つも鍵盤を飛ばさないで弾く音階です。
指使いも１３１３１２と
ほぼ親指くぐりの連続となります。
よって、滑らかに親指くぐりができないと
悲惨なことになってしまいますね。
凸凹道を自転車で走っていく感じでしょうか。

この半音階、結構な頻度で登場します。
ピアノ学習者の憧れの曲
「エリーゼのために」や「幻想即興曲」にも
しっかり出てきますよ！
しかも大抵、クライマックス辺りで登場。
かっこよく弾きたいですよね。

小３女子のKちゃん、来月の発表会で
憧れの「エリーゼのために」を弾くことにしました。

この曲はABACAのロンド形式でできていますが
Aの部分は取っつき易いものの
BとCの部分でいきなり難易度高くなります。
CからAに戻る所でアルペジオと半音階が登場。

女子ちゃん、譜読みも終わり、
このアルペジオ、半音階を美しく弾けるよう
頑張って練習しています。

現在使用のバスティンベイシックス３巻に
ちょうど半音階の項目が出てくるので
合わせて練習しています。