ピアーチェノ 山本ちえこピアノ教室：磐田市

今日は先月購入したピアノの
調律をしていただきました。
新しいピアノは張ってある弦が
一定のところまで伸び続けるので
音が狂いやすく、小まめな調律が必要です。

皆さんはどのくらいのペースで
調律されていますか？
弾く頻度にもよりますが
最低でも年に１回、理想的には
年に２回されるといいですね。

さて、ブルグミュラーの「優美」冒頭の
８分音符１つと、３２分音符４つのリズム。
３本も線があって難しそうですね。
このリズムパターン、殆どの生徒さんが間違って
タンタタタタと弾いてきます。
初めて出てくるリズムパターンは
思い込み、先入観で弾きがちです。

リズムは比率さえ分っていれば大丈夫！
８分音符は全音符の８分の１の長さ
３２分音符は全音符の３２分の１の長さです。
よって（８分音符）：（３２分音符）は４：１。
３２分音符が４つ集まると
８分音符１個分の長さになります。
分数を習っていない生徒さんもいますから、
とにかく分かり易く、一番短い音符を「１」として
それぞれの音符が何個分に相当するかを考え
ていきます。

「優美」の冒頭のリズムでやってみましょう。
まず何でもいいので４文字の単語を決めます。
春に因んで「菜の花」を当てはめてみますね。
㋤ノハナ ㋤㋨㋩㋤と言いながら
〇がついた文字の所だけ手で打っていけば
正しいリズムが刻めます。
ドーレドシドではなく、ドーーーレドシドと
なることがわかりますね。

このモティーフは、古典派の作品によく出てきます。
優美は装飾音の「ターン」を美しく弾くための練習曲です。
『こんな所に沢山出てくるよ』と
古典派作品に登場する箇所を弾いて聴かせることで
この曲の最終目的を明確にさせつつ
レッスンていきたいです。