2020.09.21
こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
シルバーウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
殆ど中止になっていたコンサートも、入場制限などして再開の方向に。
Go toキャンペーンの後押しもあり、世の中少しずつ動き始めましたね。
心置きなく芸術の秋を満喫できる日も間近でしょうか。
美術館巡りも早くしたいです。
静岡市美術館では明日22日までショパン展が開催されています。
すごく迷いましたが、今月初め車で行って来ました。
もちろん美術館のみ、何処にも寄らず帰ってきました。
平日の午前中は人もまばら。安心して回ることができました。
本邦初公開のエチュードOp.10-8の自筆譜、食い入るように見てしまいました。
ショパンの自筆譜は繊細で美しく書かれていますが、
ペンでぐしゃぐしゃと消し、2分音符を全音符に書き直した跡がありました!
ショパンに限らず多くの作曲家は、音の長さ一つとってもこだわって、
気に入るまで何回も書き直し作曲しています。
悩みながら書き直したペンの跡を目の当たりにすると、いい加減には弾けなくなりますね。
生徒の皆さんにも、1音1音こだわりを持って作曲されていることを伝えていきたいと思います。
なぜここに休符があるのか?なぜあそこにあったスタッカートがここにはないのか?等々
作曲家の楽譜に託されたメッセージを生徒さんと一緒に紐解いていくのも楽しい時間です。
様々なアーティストが描いたショパンの肖像画もたくさん展示されていましたが、
それぞれにショパンの捉え方が違っていて面白かったです。
ローベルト・シュピース氏のプレリュード24曲をイメージした版画は、
私のイメージとは異なるものも多く、興味深かったです。
5年に1度開催されるショパン国際ピアノコンクールの初回からのポスターも素敵でした。
ショパンが親しい友人に宛てた手紙もあり、色んな角度からショパンの魅力を目で感じることができ、見応えありました。
これまで美術館で買ったクリアファイルは売るほどありますが、
エチュードOp.10-8は音高時代の試験で弾いた思い出の曲でもあるので、
思わず買ってしまいました。
明日が最終日となってしまいましたが、よろしかったら是非お出かけください。