2020.06.14
こんにちは。
ピアーチェノピアノ教室です。
今年は春を満喫できないまま、梅雨入りしてしまいましたね。
学校が再開され早2週間、生徒さんたちは、『今日も6時間授業だった!』
『6時間の日が週〇日もあるんですよぉー』と口々に言いながらレッスン室に入ってきます。
2ヶ月ほどの休校の後、いきなり授業数も増え、疲れも溜まってきていると思うので、
少しぐらいピアノの練習をさぼっても大目に見てあげてほしいと思います。
とは言え、発表会も5週間後に迫ってきました。
普段弾いている曲より、ちょっと難し目ですが、皆さん果敢に取り組んでくれ嬉しいです。
譜読みも大分進んできました。
さて、新しい曲を初めてレッスンで弾く時は、みんなどこかしら間違った音を弾いてきます。一箇所も間違いなく譜読みしてくる子は殆どいません。
でも指摘した間違いを一回で直してくる子もいれば、なかなか直らない子もいます。
何度も同じ個所を間違って弾いてきてしまうのは、注意力や性格が作用していることもありますが、よく原因を探ってみると、正しいものと間違っているものの違いを聴き分けられていない、或いはよく音を聴いていない(味わっていない)場合が多いことがわかります。
もちろん、楽譜に直す箇所に印をつけたり、本人にどう直すのか書き込ませたりしていますが、耳で違いを感じていない場合は非常に直りにくいです。
そこへ行くと大人の生徒さんは自分でササっと書き込み、ほぼ100%直してきます。
「忘れないために書き込む」→「直す」が常に連動していますが、
低学年の生徒さんはそんなに簡単には行きません。
自分で書いても練習の時、それが目に入っている子ばかりではないのです。
忘れないためにレッスンの終わりに次回までに直してくることを言ってもらい、
次のレッスンの始めには何に気を付けて練習してきたかを話してもらっていますが、
楽譜に書き込まれていることを、ただ読んでいる子もいます。
指導者の役目は音の間違いだけでなく、音色など色んな違いを分からせてあげること!
そして心でその違いを味わってもらうこと!
それが上達に繋がっていきます。
『ねえ、〇〇ちゃん、よ~く聴いてね。この音とこの音の違いがわかるかなぁー?もう1回弾いてみるよー』と、何度も聴いてもらい、じっくり時間をかけて、とことん生徒さんに付き合っていきたいと思っています。