2020.02.03
こんにちは。
ピアーチェノピアノ教室です。
新年を迎えて早1ヶ月、受験シーズンですね。
当教室でも高校受験の生徒さんがおられますが、
頑張ってピアノも続けてくれていて嬉しいです。
さて、先日までレッスン室に置いてあったアップライトピアノ、
私が幼稚園の頃に購入したものなので、かなり古いです。
生意気にもY社の工場まで行って、『これがいい!』と自ら決めてきたピアノです。
と言っても何せ5才でしたから、何を基準に選んだのか、、、
何台か試弾した時のタッチと音色、映像の記憶はかすかに残っています。
音大を卒業し、グランドピアノと共に実家に帰ってきたのですが、
実家には中2の頃買ったグランドピアノもあり、
レッスン室はグランド2台でいっぱいいっぱい!
置き場所がなくなってしまったアップライトピアノは、
遊びで弾きたいからと、豊川に住んでいる伯母が預かってくれることになりました。
10年程前、高齢になった伯母から、そろそろピアノを引き取ってほしいと連絡があり、我が家のリビングに帰ってきました。
一昨年のリフォームの際、思い切って処分しようかと考えましたが、できませんでした。
どちらかというと、30年前56歳で他界してしまった母の方が、
思い出のいっぱい詰まった、このピアノを手放したくないという思いで、
伯母に預かってもらったわけですから!
厳しいレッスンで何度泣きながら帰ったことか。
母は戸惑いながらも、私を元気づけてくれました。
リフォーム後はリビングからレッスン室へ。
グランド2台とアップライトで手狭にはなりましたが、
ずっと母が生徒さんの成長や私を見守ってくれている気がして、、、
処分しなくて本当に良かったと思いました。
昨年、長女がこのピアノを自宅に置いて弾きたいと言ってきたので、
調律師さんに見ていただいたら、オーバーホールしなくて大丈夫とのこと。
只今、調律師さんの工房でメンテナンスしていただいているところです。
そして今月完成予定の娘夫婦の新居に、めでたくお嫁入りします!!
レトロ感あるマホガニーのピアノ、新居に優しく馴染みそうです。