2019.05.31
こんにちは。ピアーチェノピアノ教室です。
明日から6月。すっかり令和の響きに馴染んでいる自分に軽い驚きを感じています。
蒸し暑いシーズンに入りますので、熱中症には気をつけたいですね。
さて、発表会まで1カ月半。
皆さん、精力的に取り組んでくれ、少しずつ形になってきています。
自分のレベルより難しい曲を譜読みするのは物凄くエネルギーがいり、大変な作業です。
でも少しずつ難しい曲にチャレンジすることで、譜読みの力は確実にアップします。
スムーズに譜読みが進むよう、生徒さん達それぞれの問題点を見つけながら
アドバイスしていきます。
左右異なるリズム、音を同時に弾くというのが、
ピアノならではの一番初めに訪れる壁だと思います。
ですが、始めは5指を鍵盤にドレミファソ、或いはソラシドレと置き、
その範囲内で動かしていくだけなので、
この段階では、指番号を書いて、その通りに指を動かしていけば弾くことは出来ます。
ポジション移動がない状態です。
その次に5音以上に広がる場合は、親指くぐりや、かぶせ、指替えなどの
ポジション移動が始まります。でも、このあたりまでは皆さんクリアできます。
一番の難関は和音(2音以上を同時に弾く)で、
パッパッと次々に色んなポジションに移動していくパッセージです。
生徒さん達のこの動きで、いつも疑問に思うことは、
次の場所(音)がわかっていないのに、無意識に手を動かしてしまうこと。
方向が合っていればまだしも、逆方向に動かしてしまったり、
同じポジションで弾けるのに動かしてしまったりと、余計難しくしています。
小3のHちゃんも無駄に動かしては弾いて、
間違っていると気づくと探って正しい音を見つけようとします。
そこで音を出さずに、鍵盤の上を次の和音、次の和音と置いていく練習をしました。
音を出さないので、楽譜と鍵盤をよーく見ないと次のポジションに移動出来ません。
目だけが頼りなので、自ずと集中していきます。
Hちゃん、この練習法をやってみて、
『面白~い!おうちでいっぱい練習してみよう!』と言ってくれました。
励みになる嬉しい一言です!