2018.11.20
今月9日から開催されている浜松国際ピアノコンクールも今日から3次予選。
明日と本選2日間を残すのみとなり、いよいよ佳境に入ってきました。
今回は日本のコンテスタントも3次予選に5名も残り、大健闘です。
全日程を聴くのが夢でもありますが、期間中にバッハコンクールや
PTCピアノコンクール受賞記念コンサートに出る生徒さんもいるので
なかなか実現は難しいですね。嬉しいことでもあるのですが。
浜コンの事も色々書きたいのですが、今日は11日にミキホールで行われた
バッハコンクール掛川地区大会のご報告をさせていただきたいと思います。
今年は当教室では3,4年生Cコースに2名が出場しました。
今年から小学3、4年生と5、6年生部門にCコースが新たに設定されました。
3,4年生Cコースの課題曲はインヴェンション。
Cコースが一番高いレベルの課題曲になります。
3年生のIちゃんは8番、4年生のMちゃんは1番を弾きました。
二人とも各声部の音をよく聴いて丁寧に歌えていました。
結果は二人とも無事予選通過出来ました!
2月9日の全国大会(上野学園石橋メモリアルホール)に出場します。
バッハは、どの作曲家の曲を勉強する時も基礎となる大事な作曲家です。
バッハはポリフォニーの音楽です。
ポリフォニーとは多声音楽のことで、わかり易くいうと、
1つのメロディーに伴奏がついている音楽と違い、
2つ以上のメロディーを同時に演奏する音楽です。
1つのメロディーでも綺麗に弾くのは難しいのに、
そのメロディーが2つも3つも、曲によっては4つも5つもあるわけですから、
慣れないと頭も耳もこんがらがってきます。訓練が必要です!
そんなややこしいバッハは嫌いだから弾かない!と宣言しても、
ベートーヴェンやショパン、リスト、ドビュッシー等々、
すべての作曲家にこのポリフォニーの箇所が出てくるのです。
ピアノが上手くなりたかったらバッハを勉強しなさい!
とよく言われるのは、バッハはすべての作曲家に繋がっているからです。
バッハは本当に素敵な音楽です。
逃げないで是非バッハと仲良くなってくれたら嬉しいです。
フランス組曲5番を弾いた、中学BコースHちゃん(他教室兵藤)も通過しています。