2018.11.07
三年に一度行われる浜松国際ピアノコンクール。
いよいよ明後日9日、開幕です!
今回は、恩田陸さんの浜コンをモデルにした小説「蜜蜂と遠雷」が
直木賞、本屋大賞のダブル受賞した効果もあり、
三次予選や本選のチケットは異例の早さで完売となっているようです。
世界の若手ピアニスト90人ほどが集まり、
12日間に渡り熱戦が繰り広げられます。
我々ピアノ指導者にとっても絶好の勉強の場でもあります。
この期間レッスンお休みの日が多くなりますが、
しっかり勉強をしてレッスンでお返ししたいと思っています。
先日、「蜜蜂と遠雷」が映画化されるというニュースが入ってきました。
既にキャストも決まっているようです。楽しみですね?!
映画といえば、同じく本屋大賞を受賞した「羊と鋼の森」も記憶に新しいです。
ピアノの音に森の匂いを感じ、ひた向きに理想の音を求め成長していく若手調律師の物語。
映像と共に五感が研ぎ澄まされていく美しい映画でした。
姉妹が連弾しているシーンも、音楽する喜びを体いっぱいに表現していて印象的でした。
お母様方がこのシーンをご覧になれば、我が子もこんな風に
ピアノを楽しんで弾けるようになってくれたら!と思われるでしょうね。
小節(映画)の中で、原民喜の『砂漠の花』のエッセーの中の素敵な言葉が
引用されていますのでご紹介したいと思います。
明るく静かに澄んで 懐かしい文体
少しは甘えているようでありながら、
きびしく深いものを湛えている文体
夢のように美しいが
現実のようにたしかな文体
この「文体」を「音」に置き換えて、その音を想像してみるのも楽しいですね。
さあ、浜コンではどんな魅力的な音や音楽に出会えるでしょうか?
ワクワクが止まりません!!
今夜の前回優勝者、ガジェヴのオープニングコンサートも楽しみです!