2018.09.21
こんにちは。
ピアーチェノピアノ教室です。
1991年より3年毎に開催されている浜松国際ピアノコンクール。
今年11月には第10回目が開催されます。
それを記念して今月16、17日の2日間に渡り、アクトシティ大ホールにて、
夢のような贅沢なコンサートが行われました。
第3回から9回までの覇者6名によるピアノコンチェルトのコンサート。
こんな素晴らしい企画、世界中探してもなかなかないと思います。
コンクール本選と同じように1日3名ずつというスタイル、
しかもメンバーは歴代の覇者なのですから、会場は物凄い熱気で溢れていました。
6名それぞれ、どれだけ真摯に音楽と向き合い、情熱を注いできたかが
ひしひしと伝わってくる圧巻の演奏でした!
コンチェルトはソリストとオーケストラとの共演。
オーケストラとピアノとのコミュニケーションも存分に楽しめました。
第3回、応援していたバックス(当時19歳)が優勝した瞬間、
息子でも生徒でもないのに涙が溢れ出てきて、自分でもびっくりしたのを
懐かしく思い出しました。もうあれは21年前のこと。
第4回覇者ガブリリュクの16歳とは思えない
圧巻のラコーツィ行進曲と結婚行進曲(ホロヴィッツ編曲)。
そしてヴォカリーズの優しく哀愁漂う演奏は心に染み入り泣けました。
コンクールでの数々の名演やシーンを思い出しながら、
感慨深い気持ちで本当に贅沢な時間を過ごさせていただきました。
自分がこれまで細々ながらも演奏を続けてこられたのも、
浜コンの存在が大きかったと思います。
3年経つ頃には電池切れ。さあチャージしなきゃ!
2か月後に迫る第10回浜松国際ピアノコンクール、
どんな名演に出会えるか、今からワクワクドキドキです。
恩田陸さんの浜コンをモデルにした小説「蜜蜂と遠雷」の影響もあって、
チケットも今までになく売れているようです。
どうぞ皆さま、お出かけください。