2018.05.17
先週13日の日曜日は地元音楽家による
ソルファ・ヴェルデコンサートでした。
まさかの豪雨でしたが、沢山の方が詰め掛けてくださいました。
この場を借りて感謝申し上げます。
(事前にホームページで告知させていただくつもりでしたが、
本番に突入してしまいました)
今回はベートーヴェン中心のプログラムとなり、
私は三大ソナタの中の「熱情」を弾かせていただきました。
「悲愴」「月光」と並んで、皆さんよくご存知の曲。
ベートーヴェン中期を代表する最高傑作のひとつです。
全楽章繰り返しなしで弾いても20分ちょっとかかりますが、
タイトル通り、終始緊張感を保ちながら、ドラマチック且つ情熱的に描かれています。
この曲の強さ、魅力に惹きつけられ、全身全霊で弾かせていただきました!
ベートーヴェンはあの肖像画から、気分屋で偏屈な人というイメージが強いですが、
情の厚い、人間味溢れる優しい人なんですよね?!
かの有名な美しい「エリーゼのために」もベートーヴェンの作品です。
年と共にベートーヴェンの作品から人間的魅力、
厳しさの裏側に潜む深い優しさをひしひしと感じ、
ベートーヴェンが益々好きになってきました。
沢山の生徒さんや保護者の方々から、感動した!ベートーヴェンの魅力が伝わってきた!
などのメッセージをいただきました。
そしてピアノの先生方からも、ベートーヴェンが弾きたくなった、
もう一度ベートーヴェンを勉強してみたくなった、
という身に余るコメントもいただき嬉しい限りですが、
何よりも嬉しかったのは、
生徒さんのコンサート後初めてのレッスンの表情が生き生きしていること!
目がキラキラしていて、私も頑張るんだ!という意思が痛いほど伝わってきます。
その時やっと、プレッシャーを感じながらも弾いてよかった!と先生は思うのです。
やっぱり先生は生徒さんから常にエネルギーを頂いています。
そしてそれを、より良いレッスンでお返ししていきたいと思っています。