2017.09.21
16~18日の3連休、台風の接近で残念なお天気でしたが、
いかがお過ごしでしたでしょうか?
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、そして芸術の秋ですね?!
私はこの3連休は本腰を入れて家の片付けをしなくては!と思いながらも、心は東京に。
コンサートと2つの展覧会を観て参りました。
コンサートは、ヤルヴィ指揮、N響のショスタコーヴィチ第7番「レニングラード」、
一曲が90分ほどの大曲です。1楽章だけでも30分以上かかります。
ヤルヴィは実力、人気ともに世界トップクラスの指揮者です。
座席は右サイド6列目。
斜め左45度、ヤルヴィ様のタクトの先端からつま先まで、しっかり見えました。
打楽器出身の指揮者って、振り方も無駄がなくスマートで、とにかくカッコいいです!
オーケストラの演奏は本当にご馳走ですね?圧倒的スケールで体に心に響いてきます。
皆さんも是非ホールで生のオーケストラの音を堪能してください。
きっとピアノも上手になりますよ!
ピアノ以外の音色に親しむことは、ピアノの音色作りにも役立ちます。
展覧会は、シャガール三次元の世界(東京ギャラリーステーション)と
ベルギー奇想の系譜(Bunkamuraミュージアム)。
シャガールは絵と同じモチーフの彫刻、陶芸作品が同じ場所に展示してあり、
興味深く鑑賞できました。優雅な曲線の三次元作品もいいけど、
やはりシャガールの深く鮮やかな赤、青、緑、黄に心惹かれます。
どの作品も物凄いエネルギーと愛を感じます。
音大を卒業して間もなく、勉強しに行ったニース夏期国際音楽アカデミーの学校の
真ん前がシャガールの美術館でした。明るく開放的で本当に素敵な美術館です。
館内のホールにあるチェンバロの屋根の部分にもシャガールの絵が描かれていました。
(当時シャガールはまだご存命でした)
懐かしいな~~。近い将来また行きたいと思っています。
ベルギー奇想の系譜展は大混雑でした。
マンガチックな絵の中にもメッセージが盛り込まれていて面白かったです。
皆さんも是非この秋、芸術に触れ、堪能してくださいね!