2017.08.17
5月末のピティナコンペ予選を皮切りに、
7月の発表会、中東遠PTCピアノコンクール、ピティナ本選と、
レッスンお休みなしで、お盆まで来てしまいました。
やっと只今お盆休みを1週間頂いております。
8月9日のピティナ本選(東海日本)では、小1、小2の生徒さんが出場し、
揃って優秀賞を頂くことができました。
そして、今年初めてコンクールというものに参加した小2の生徒さん。
コンクールが終わって、次のレッスンでは、ガラッと音楽が変わっていて、
その成長ぶりに驚かされました。
お友達の演奏を聴くことも良い刺激になったようです。
コンクールに参加することは上達の近道になるかもしれませんが、
一方であらゆる危険が潜んでいるのもコンクール。
何のためにコンクールに参加するのか、何を目標にするのかを、
しっかり考えた上で臨むことが大事です。
一番陥りやすい危険は、賞を取る事に固執したり、
お友達よりいい点を取りたいという方向に走ってしまうこと。
必要以上に精神的ストレスを感じ、
良い音楽、良い耳が育って行きにくくなります。
それよりなにより、ピアノを弾くことが楽しくなくなりますよね?!
私は常々音楽を勉強すること、作っていくことは、
お料理することと、とても似ていると思います。
あるレストランで美味しいお料理に出会い、
その味を自分で再現したい!と思い、あれこれ試してみる。
あるコンサートで素敵な音楽、響きに出会い、
自分もそんな響き、音が出せるようになりたいと一生懸命練習する。
最初は何をするにも、誰でも模倣から始まります!
余程の天才でない限り、初めから良い音、音楽が奏でられるはずがありません。
なので、いかに良い音楽、美しい響きに出会ったことがあるかが重要になってくる訳です。
コンサートを聴きに行ったり、上手なお友達の演奏を聴くことは、
自分の中に眠っている感性を目覚めさせるきっかけになります。
そしてその音楽作り、音作りのお手伝いをするのが指導者です。
この話をすると止まらなくなってきます。この続きはまた次回に!