2017.07.03
月に一度行っている音楽塾(グループレッスン)。
6月は25日に行いました。
月末の日曜日に定着しつつあります。
生徒さん達も毎回楽しみにしてくれていて嬉しいです。
今回のメニューは、
・ペダルの踏み方について
・全長調の5指ポジション(音階のしくみや5度圏についても説明)
・リズムでカノン ・聴音
・音符カードゲーム と盛り沢山でした。
1時間半のレッスンがあっという間です。
ペダルの踏み方については、まず、ピアノって実は弾いてない音も響いているんだよ、
ということを認識してもらうために、低音を(2音~5音)音が出ないように
そっと押さえてもらい、スタッカートで弾いてみると、あら不思議!
弾いてない音が聞こえてきます。これは倍音が響いているのですが、
これを踏まえて、和音を全音符で弾きながら、2拍目でペダルを踏んでいきます。
一般的によく踏む音をつなげるためのペダルは、手より足が若干遅れて動いていきます。
そうすることで、濁らないで音をつなげることができます。
慣れれば考えなくても自然に足が反応するようになり、
早い子は5,6歳から踏めるようになります。
美しい響きを作るためにも、正しいペダルの踏み方をマスターすることが大事です。
そして今回初めてリズムカノンにトライしてみました。
まず2つのグループに分かれ、4小節のリズムを最初のグループが打つのを聴きながら、
後のグループが1小節遅れて打っていきます。
要するに自分が打っている時、前のグループが打っているリズムを聴いてないと
次が打てなくなってしまいます。同時に2つのリズムを聴くことになり、
これはバッハなどの2つ以上の旋律を同時に聴く耳を養う訓練にもなります。
これはちょっと難しいかな?と思ったら、みんな優秀で、
ほとんど間違わずに打てていました。
みんな「へぇ~!」「あっ、段々わかってきた!」など素直に反応してくれて
私も教えていて、とても楽しいです。
作曲家のお話を楽しみにしてくれている生徒さん達、今回できなくてごめんなさい。
次回はシューマンですよ。どうぞお楽しみに!