2017.04.24
先日、ピアニスト松本和将先生のペダリングセミナーを受講してきました。
場所は、3月にオープンしたばかりのカワイ浜松の
コンサートサロン〔ブリエ〕です。
シックでお洒落な店内とコンサートサロン。
生徒さんたちの勉強会にも使えそうです(^^♪。
さて、今回のペダリングセミナーは、
~「コンクール後」にも音楽界でやっていける
「本当の意味でいい音楽が出来る人材」を育てるために~
と、ちょっとグレードの高い内容のセミナーです。
子供や、初心者向きのペダルの踏み方ではなく、
ピアニストが子供向けの曲を弾くとこうなる!と、
子供たちにも人気のブルクミュラーやギロック、ショパンの作品を
実演してくださいました。
両足を始めから左右のペダルに置き、小刻みにペダルを踏んでいきます。
左のソフトペダルもかなり細かく踏みかえていたのには驚きました。
ここで踏んで、ここで離して、というオン、オフの大ざっぱなものではなく
楽譜に書き込むことが不可能なくらい細かいペダリングです。
踏む深さもハーフや4分の1など響きを聴きながら微妙に反応していきます。
時には貧乏ゆすりのように細かくふるわせて踏むビブラートペダルも使います。
もう踏み方は無限にあるわけですね?!
どんな響きが欲しいか弾く前にイメージする力と、
ペダルを使って響かせた音がいい響きだったか判断できる良い耳を養うことが
とても重要になってくるということですね。
コンクールを受けている生徒さんには、ペダリングについても、
かなりこだわってレッスンしてきましたが、
子供だから、初心者だからこの程度のペダリング、ではなく、
理想の響きを再現できるよう、根気よくトライさせることが
良い耳を育てる近道になると思いました。
もちろん段階は踏んでいきますが。
松本先生が断言していたこの言葉が心に響いています。
「どれだけたくさんの良い響きを聴いてきたかが大事!
いいコンサートをたくさん聴きに行くこと、
そして指導者がいかに良い響きを弾いて示せるかが大事!」
良い音楽、響きを知らなければ良いものは生まれないということにもなりますね。
責任を感じます。私も生徒さんと一緒に勉強していきます(^_^;)