2017.03.13
昨年11月に当教室に入会されたSちゃん、
4月からピカピカの小学1年生です。
毎週、宿題も頑張って練習し、元気に通われています。
テキストはバスティンの「ピアノパーティーA」からBに入ったところで、
先月「ピアノひけるよ!ジュニア1」のテキストをプラスしました。
バスティンのピアノパーティーシリーズ(A~D)は
「模様読み」「音程読み」の訓練ができるのが特徴です。
「模様読み」は、ある音が次の音に移って行く時、
上がっているか、下がっているかを見て読む方法です。
その時に、隣りに上がっているか、1つ跳びで下がっているかなど、
2音間の隔たり(音程)で読むのが「音程読み」です。
なので、「模様読み」をさらに詳しく読んでいくのが
「音程読み」と言うことになるでしょうか。
音程は「度」という単位で表します。
隣りは「2度」、1つ跳びは「3度」となります。
2度上→2度上→2度上→2度上→3度下→3度下のように読んでいきます。
ドからスタートすると、ド↗レ↗ミ↗ファ↗ソ⤵ミ⤵ドとなりますね。
このように音符の流れがどんな形になっているか、
1小節、2小節の広範囲で見ていくと、音符の並びが模様のように見えてきます。
次の音を視野に入れず、1音1音を読んでいくより、
模様読みができた方が、断然譜読みが速くなります。
「かたまり読み」と言ってもいいですね。
例えば、車を運転する時、ボンネットの辺りをずっと見て運転するのと
何10メートルか先を常に見ながら運転するくらいの違いがあります。
色んな事態にも素早く反応できます。
パーティーシリーズはCからようやく五線譜に書かれた音符が出てきます。
Sちゃんは来月から小学生。十分理解力もあるので、パーティーだけでなく、
他のテキストも並行して進めていきます。
年齢、生徒さんの理解力を見極めながら、
必要に応じて他のテキストを差し込んでいきます。
それぞれのテキストの「いいとこ取り」をしていこうと思います。