2016.12.07
こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
故障したと思い込んでいたパソコン。
電源を入れてなかったゆえの、
単なる電池切れであることが判明しました(^^;)。
ということで久々の投稿です。
今日は面白いタイトルの曲をご紹介しようと思います。
「いろえんぴつならんだ」という発表会用ピアノ曲集の中に、
『四ツ谷、市ケ谷、飯田橋…』というタイトルの曲があります。
四ツ谷、市ケ谷、飯田橋と言えば、東京の中央本線の駅名です。
正にこの駅順に停車するのですが、
ヨツヤ、イチガヤ、イイダバシ、と一文字ずつ増えていきます。
俳句の五・七・五の十七音も調子がいいですが、
三・四・五の十二音もなかなか心地よいリズムです。
心地よいリズムは何かと覚えやすいです。
この3・4・5音を8分音符に置き換え、
1小節ごとに8分の3、4分の2、8分の5拍子と拍子が変わっていきます。
最初は右手にこのリズムの音型が続き、そのうち左手に移っていきます。
バッハに繋がるポリフォニー(多声音楽)の練習にもなりますね?!
この音型に「ヨツヤ、イチガヤ、イイダバシ」を当てはめて歌いながら弾くと、拍子も感じやすく、楽しく練習できます。
3・4・5音なら、「イチゴ、オレンジ、サクランボ」でも、
「ゴボウ、レンコン、サツマイモ」でもいいですね。
食べ物ばかりになってしまいましたが(^^;)。
東京で9月に行われたピティナ主催の「バッハづくし」の講座では、
バッハのインベンション1番の曲のテーマを「からあげ食べたい」、
反行形(鏡に映した形)のテーマは「しょうちゅう飲みたい」と歌いながら弾くと
モチーフの音型にも意識がいき、楽しみながら練習ができるとお話されていました。
「四ツ谷、市ケ谷、飯田橋」の曲の最後は、逆から飯田橋、市ケ谷、四ツ谷と
なり、最後の1小節はリタルダンド(テンポを次第に緩めながら)しながら
弱~い音で、「よ~つ~や~~~」で終わります。
何だか四ツ谷怪談を思い出して寒~くなりそうです。笑
なかなかオツな曲です(^^♪。