2016.11.02
こんにちは。
ピアーチェノ山本ちえこピアノ教室です。
毎週月曜日レッスンの年少さんのYちゃん。
最近はレッスンに向かう車の中で寝てしまうことも少なくなり、元気に通ってくれます。
「うたとピアノの絵本」の1巻(右手)とバスティンピアノパーティAも
そろそろ終りごろ。早く次のテキストに行きたいと張り切っています。
とは言え、30分間じっとピアノの前に座って弾き続けるのはまだまだ難しいお年頃。
歌ったり、違う楽器でリズム打ちをしたり、
お手玉体操したり体を動かしながら、
指だけでなく色んな体の機能を活性化させていきます。
最近では導入期の譜読みの訓練でも一般的になりつつある線間(せんかん)読み。
全ての音符は線か間(かん)のどちらかでしかないことに気づかせると同時に
2音間の音程に意識を持ちながら、視覚的な能力も高めていきます。
写真はYちゃんの10月のレッスンから。
大きな布の大譜表(ト音記号とヘ音記号が2段になっている譜表)で
線間があることを遊びながら認識させていきます。
まず足で下から(低い音から)順に線を踏んでいきます。今度は逆に上から下に向かって。
そして次は線と線のあいだの間(かん)を踏んでいきます。
4歳児だと、この布の譜表がちょうど足のサイズと合います。
大人だとはみ出してしまい、つま先で歩くとよろけちゃったりして結構大変(^^;)
今度はお手玉をポーンと大譜表上に投げて、落ちた所が線か間か言わせます。
また付属品の楕円形音符カードを線間に適当に置き、
『間の音符を一個取って』とか『線の音符を二個取って』などと言いながら
かるた取りのように、お母さまと競争させたりします。
キャアキャア喜こんで取っていきます。なかなか素早いですよ。
ソシレファラ ドミ ソシレファラと言いながら下から線を踏んで歩いたり
ステップ(隣の音)スキップ(一つ跳びの音)で歩いたり、
4度5度と音程を広げていったり、活用のバリエーションは豊富にあります。
エネルギーが有り余っている4、5歳児、なるべく体をたくさん使って
遊びの中から色んな基礎作りをして行こうと思います!