2022.11.19
11月もなかばを過ぎてしまいました。
来月は、もう師走。1年って早いですね。
お話し変わって先月末に、クンウー•パイクの演奏会に行ってきました。
クンウー•パイクは、韓国生まれの70代のピアニスト。かねてより聴いてみたいと思っていたピアニストです。前回来日の時は、聴き逃してしまったので今回は聴けてよかったです。
プログラムは、シンプルです。
前半はラヴェル作曲:クープランの墓
後半はグラナドス作曲:ゴイェスカス
アンコールなし。
大柄な彼は、ピアノが小さく見えるほど。
ニコリともせずにステージに出てきて、弾き始めました。
さて最初のラヴェル。6つの曲からなる組曲です。彼は、ラヴェルが得意ということでしたが、どうも音の冴えがない。ラヴェルという作曲家は、機械いじりが好きだったそうです。それでかどうかは推測の域を出ませんが、硬質な音のイメージがあります。それは、シャープな音色があって魅力となっているのではないかと私は思います。その点少し残念だったと感じました。