2022.11.02
さて、パリ管弦楽団最後の1曲
これまた名曲 ストラビンスキー作曲 ‘春の祭典’
バレエ音楽としてお馴染みの曲ですが、初演当時は賛否両論の騒動が巻き起こり大変だったそうです。それは曲を聴けば想像に難くありません。
まずリズムです。規則性を持たない、どんどん変化していく拍子。そして聴こえてくる音。所謂調和の取れた音でなく不協和音。最初から緊張感満載です。大きく2部で構成されています。
木管楽器の静けさから始まり次第に飛び火していくように各楽器がなりだします。打楽器が多用されているのも印象的。まさに春の狂おしいようなあらゆる生命の誕生。
それを体感させられる、マケラの指揮。それに応えるパリ管の華やかな響き。最後の最後まで息をもつかせぬ圧巻の演奏でした。演奏後のなりやまぬ拍手はご想像通りです。
本当に音楽っていいなとまた痛感。帰り道もルンルンでした。