2022.10.04
私は、今ドビュッシー作曲<水の反映>を弾いています。ドビュッシー(1862-1918)はフランスの作曲家で、印象主義の時代の人です。絵画ではモネ、ルノアールなどが印象主義の有名な画家ですが、音楽でもその影響を受け、光、風、匂い、音などすぐ消えてなくなったり変化する瞬間をイメージして音であらわしていく、
それが、印象主義音楽です。そして何より特徴的なのが全音音階を使っていること。全音音階は、ドレミファソラシ(ド)のように7つの音をつかうのではなく、ドレミ♯ファ♯ソ♯ラ(ド)と6つの音で表現していきます。それなので曲が浮遊している感があります。またペダルを長く踏んで色々な音が混じり合う[響き]を大切にしている作曲家です。この<水の反映>も光が水に当たって光っている様、水のうねり、水と空気が静けさの中で混じり合っているイメージ等々、
弾いていて想像がふくらんでいきます。
あ~なんて綺麗ないい曲。と思いながら弾いています。
因みにこの曲は、<映像>第1集に入っています。