2016.08.22
「ピアノに向かって座る」
椅子に座りましょう。まず大切なのは、姿勢です。演奏のスタイルも姿勢で決まる!くらい重要なものです。腰と背中、首を真っ直ぐに、足は床につけます。小さい生徒には、足台を置きます。足がぶらぶらしていると上半身の姿勢が定まりません。首から頭は天井からつられているように(操り人形のイメージ)、腰から下は大地をふみしめているイメージです。
次に肩に余分な力が入っていないことを生徒に確認させます。わざと肩を上げさせて力を入れて、ストン!と落とすとわかりやすいです。ここで活躍するのが、大きな姿見(鏡)です。いつも姿勢をチェック出来ます。`おばあさんの姿勢になっていないかな?'等と言って注意を促しています。
椅子の真ん中くらいから少し前に座ること、ピアノ鍵穴におへそを合わせること、ピアノからは、生徒の拳3つぶんほど離れることなど、基本になる位置を初めのうちは常に伝えるようにしています。