2016.06.25
♪♪♪ピアノ教室こばなし㉔♪♪♪
教室では初歩のレッスン時によく歌います♪
それは必要以上の緊張感をときほぐすためと、歌心のある、生き生きとした演奏ができるようになってほしいからです。では ”歌心のある生き生きとした演奏” とはどういうことでしょう?
時々、「心の中で歌って弾いて~♪」と生徒さんに言う時があります。それがまず大切です。
それともう一つ、フレーズ(音楽のまとまり)と、ブレス(息継ぎ)を意識することです。例えば文章を読み聞かせるときに、「むかしむかしあ、るところにおじ、いさん、とおばあさ、んがおりました」と読んでも意味が伝わらないですよね? 音楽も変な所で切ったり、つなげたりすると、その音楽がちゃんと伝わりません。そこでよく生徒さんには「ここからここまでが同じグループで、ここからが違うグループだよ~」と話すようにしています。そのグループのまとまり、つまりフレーズの切れ目でブレスを入れます。(手をちょっと上げて音を切ります。ちょうど歌っていて息継ぎをするかのように)
小さい頃から ”歌いながら弾く” のを習慣化してきた生徒さんたちは、自然にフレーズの切れ目でブレスを入れて、”歌心のある、生き生きとした演奏” が身についている子達が多く見られます。この先どんな素敵な演奏を聴かせてくれるのだろうと楽しみです(^o^)