2025.04.14
ピアノに限らず、習ったことがすぐできる人と、時間がかかる人がいますよね。
長い間ピアノを教えてきましたが、やはり飲み込みの早い生徒さんもいれば、とてもゆっくりゆっくり進む生徒さんもいます。
私自身は子供の頃、ピアノがどんどん上達するようなタイプではありませんでした(^^;
とても印象に残っていることがあります。
確か小学校3年生のころだったと思いますが、学校の音楽で"ドナドナ"という、ちょっと悲しい歌を歌ったのですが、その時、友達が伴奏を弾いていたのでした。
それを見ていて私も弾いてみたくなったので、友達に伴奏を教えてもらうことにしました。
しかし教えてもらってもなかなか覚えられなくて、悔しい気持ちになったことを鮮明に覚えています。
それから数年が過ぎ、伴奏を教えてくれた友達は残念ながらピアノをやめてしまいましたし、ピアノを習っていた他の子たちもほとんどやめてしまったのです。
ピアノを続けてきた私ですが、決して人よりも努力をしてピアノを続けてきた訳でもなく、他の子たちよりも上手だった訳でもなく、ただピアノと音楽が好きで、本当にマイペースで続けてきただけのことなのです。
もちろん、私のようにピアノを仕事にできるように、ピアノを長く続けていくことをみんなに望んでいる訳ではありません。
ただ、私はピアノを続けてきて、ピアノを教える仕事が出来ていることで、幸せな今を過ごすことができています。
生徒さんたちにも、ピアノを続けたことで、「ピアノが弾けて良かった、この曲が弾けて幸せだ!」と思ってもらいたいですし、親御さんにも我が子がピアノを弾く姿を見て、幸せを感じてもらいたい、と強く願っています。
人それぞれ進むペースや成長の速度は違います。
それでも
"ピアノと音楽が好きで、マイペースでも練習を続けていければ、きっと幸せな人生を送る助けとなる"と信じています(^ν^)