2019.06.03
これは最近読んだデザイナー、コシノジュンコさんのエッセイのタイトルです。ジュンコさんが昔から「憧れ」の人だった、ダイアナ・ロスとの出会いについて書かれたものでした。
憧れていると、憧れの対象と自分との距離がだんだん縮まってくる。人でも物でも、強く願って口に出して、周りにもそれをしっかり伝えていれば、人は自然とそこに向かって努力するし、しかるべき時がきたら出会うものなのだ、と。
私が小学校の卒業文集に書いたこと…。それは「結婚して自宅で小さな音楽教室を開くことが一番の夢」という内容でした。当時、大好きだった先生が結婚されて、赤ちゃんが産まれたばかりでした。その先生が子育てをしながら自宅でレッスンをされている姿が、私の「憧れ」だったのです。あれから30年以上が過ぎて、いろいろ回り道もしましたが、私はその夢を叶えることができました。ジュンコさんのエッセイを読んで、あらためて、今こうして生徒さんとレッスンできている幸せをかみしめました。