2019.10.19
習い事を始める時は、すぐに出来るようになるだろうと簡単に考えて始めるお子さんが多いと思います。
確かに習い始めは内容もそんなに難しくありませんし、長い時間をかけて練習しなくても弾けるようになりますからね。
しかし、ある時期になると少しの練習では合格しなくなります。弾けるようになるまで楽しくない練習もしなければいけません。そういった経験を積んでいくと、難しい曲も弾けるようになってきます。
ただ、練習はそんなに楽しくありません。楽しくないし、なかなか練習しても弾けないからつまらなくなってくる…。
その一段階乗り越えるための練習が出来なくなると、結局は辞めたい…最悪な結果になります。そういった気持ちになった時にしっかり考えてもらいたいです。
努力もせずに楽しくないから簡単に辞めることがお子さんにとって良いことなのか。
確かにしたくないものをずっとさせるのも良くありません。他に熱中出来ることを見つけて頑張ることも大切です。
ただ、子どもの頃にはありがちな楽しくないことはしたくない、努力もしていないのにその先にある楽しさの意味も分からず辞めさせることだけは、してほしくありません。
大切な時期に辞めてしまうと、今までの努力が泡と消えてしまいます。それではもったいないのです。
せめて、小学校6年生までは続けて欲しいです。そうすることによって、努力することの素晴らしさや楽しさがわかってもらえるのではないかと思います。