2013.08.04
音楽教室―おとの森― 保護者 様
もぅ、2度と絵文字のメールは打てないと…
もぅ、2度と明るい色の服は着れないと…
もぅ、2度と母と歩いた道は通れないと…
人生で最も深い哀しみを感じて、涙していた日から四十九日が経ちました。
今、私は…食事を美味しく感じ、きちんと眠って、笑顔で仕事をしています。
仏壇の写真の母と話す時は、やはり涙が止まらないのだけれど
家族と仲間に支えられている私を、母は誇らしげに見つめてくれています。
母の永眠の際は、お心を寄せていただきまして、本当にありがとうございました。
おかげさまで、昨日七七日忌の法要を営みました。
あまりに突然やってきた別れに、世の中に“無意味なものはない”と思って生きていた私が、どうやっても“意味がわからなかった” 時間です。
前の晩からつまらないことで、親子喧嘩をしていて、あえて『行ってきます』を言わずに買い物に出かけた私…
その数時間後に、突然の事故で母は帰らぬ人となりました。
最期に一言『ごめんね』って手を握りたかった。
最期に一言『ありがとう』って抱きしめたかった。
その思いは、一生残るのだろうけれど
『思いは言葉にしないと届かない』ということを深く学びました。
『温もりは差し伸べないと伝わらない』ということを強く感じました。
母との無情な別れに意味があるとするのならば、そのことを子どもたちに伝えていくことではないか…と思います。
2週間の夏休み、心と身体をゆっくり休め、充電中です。
まだまだご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さまも、良い夏休みをお過ごしくださいね。
音楽教室―おとの森―
弓納持 恵美子