2015.11.11
曲名って大事ですよね。
その曲のイメージが広がるから。
とはいえ、経験が違えば同じ曲名を見ていても、解釈は異なります。例えば「春」とあっても、地域によって春のイメージは違うし、春が好きか嫌いかにもよるし。
でも、曲名があることでどれだけイメージが湧き、弾きやすくなっているかは、小さな生徒さんを見ていてもわかります。
さて、曲名のないもの。
まさに、指の練習曲がそうだったりします。単に番号。でも、こなせればテクニックはつきます。
Rちゃん、この練習曲になんとなく両手になった頃、曲名をつけてもらっています。今までもいろいろ想像して、また曲の雰囲気から素敵な曲名、ついています。
「かわいいカップケーキ」
こう、タイトルのついたこの曲。前回のレッスンまで、どうしても頑張って弾いてはいるけど、いまひとつきちんと収まっていないような、あと少しというところがありました。拍、リズムがそこだけどうしても、という感じ。本人も苦手意識が出てしまっています。
そんなとき、この曲名をつけてきました。そして閃いた私。
「Rちゃん、素敵なタイトル〜。で、実際にカップケーキ作ったことある?」
ある、と頷くRちゃん。
「そうしたら、かわいいケースを天板に並べて生地を入れていくよね?そうしたら、最後のカップだけ生地が余って、もういいや!って入れちゃって少しかっこ悪くて大きいまま焼いちゃいました。さて、焼き終わったとき、最後の一個はどう?竹串刺してみて、どんな感じ?」
「うーん、まだ焼けてない。中がまだダメ」と、正解。
「だよね〜おまけに、生地が多すぎてかわいいケースにこんなにあふれた焼き方になって、なんか一個だけ面白い感じになったりするでしょう?Rちゃんのここの小節、まさにそれ。ここまできれいに生地を入れて、最後だけいいや全部入れちゃえ、で入れすぎて生焼けで大きくて〜ってかんじ。わかる?」
すると、Rちゃんすとんと腑に落ちたで、表情も変わり、実際に弾いてもいい感じ。それをやった上で、もう一回宿題となり昨日の仕上げ、合格になりました!
自分でイメージした曲からの曲名で、結果イメージして曲が弾けた、という素敵な仕上げ。
ここのところ、曲のレベルがアップして今までのようにトントン合格する曲が少ないRちゃん。それだけやることいっぱいるし、レベルアップの至難だよ、と毎回伝えています。でも、想像力や色々探究心のあるRちゃんなので、それも乗り越えやれると信じています。
また次の曲の曲名も、楽しみにしているね。